Chapter14(8/9ページ目)
会いたくない、けど会う

結局、ココが戻ってくるまで何も話さずに過ぎていった。

ジャッキーにしてみたら、自分のプレゼントがお預けになったような気持ち悪さを感じた訳だ。

でも、クラッシュも今は迂闊に色々喋ってしまう訳にはいかなかった。

ココは余分に多くの燃料を用意してくれた。

「またこんなことになったら困るでしょう」

「確かにね・・・ありがと」

「私も、もう少ししたらそっちに戻るつもりだから」

「オッケー」

「あと・・・クランチにも宜しくね」

ココは最後にちょこっと付け加えた。

クラッシュはドアに向かっていた自分の足を一瞬止め、振り返らずに「うん、大丈夫だから」と返し、ジャッキーと共に社長室を後にした。

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最終更新日(11.04.13)
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