Chapter14(2/9ページ目)
会いたくない、けど会う

「・・・ん・・・?」

クラッシュは、ハタと立ち止まった。

丁度、ジャッキーと二人(匹)で乗ってきた飛行機とグライダーのところに着いたところだった。

クラッシュは愛機のオレンジバロンをチェックしようとしていたが、早速何かがあったらしい。

「どしたの?」

ジャッキーが聞いた。

「燃料切れ」

「へっ」

「遠回りしちゃったのがまずかったんだ。ギリギリしか積んでいなかったから・・・」

「・・・」

クラッシュは、タスマニアとシカゴの往復用燃料をギリギリしか積んでいなかった。

だから、さっき北極方面に行ったときに殆ど使い果たしてしまったのだ。

燃料は、周りが寒いほど大量に要るから・・・

グライダーは風があれば大丈夫だけど、二人で乗るのはさすがに辛い。

「クラッシュ、どうやって帰るのさ」

ジャッキーが心配して聞いた。

「このまま、ここに残るの?」

「・・・」

ジャッキーはいつもより眉間にシワを寄せ、少し考え込んだ。

クラッシュは、打開策を考えたいのか考えたくないのか、どちらとも取れない微妙な表情を浮かべた。

クラッシュが被っている毛布までも考え込んでいるようだ。

その間に幾度も冷たいさざ波が、ひんやりとした刺すような空気を二人にぶつけ続けた。

じっとしていると、ここの空気はとても痛い。

クラッシュなんかは寒がりなものだし、毛布をすっほりと被っていても、それは例外では無かった。

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最終更新日(11.04.13)
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