Chapter13(5/6ページ目)
会いたい、けど会えない
「・・・ん?――どうしたんだ、タウナ」
「ウン・・・なんか、私を呼ぶような声が――」
「フッ・・・そんなの空耳さ」
「そうかしら、なんだか、クラッシュの声だった気がするの・・・」
「あのチビ助か? アイツはきっと――」
「きっと、何なの?」
「いや、何でもない」
「あら、シャイよねぇ」
「・・・」
「でも、そんなところが好き・・・ピンストライプさん・・・」
「タウナ、お前ってヤツはまったく・・・」
ピンストライプは、コルテックスがクラッシュを倒す計画を実行しているのを知っていたから、クラッシュは今ごろやられているだろうと思っていた。
(でも、そんなことをタウナには言えない・・・よな、やっぱり)
ピンストライプは、ふと窓の外を見た。
ずっと遠くで、オレンジと赤のちっこい何かが動いて見えた・・・気がする。
時間を見つけて、俺も後で行ってみるかな――
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最終更新日(11.04.13)
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