Chapter12(2/2ページ目)
疑いの念

僕は兄さんの後に続いて街中を駆けていった。

兄さんはもうこの街を網羅したのだろう、路地をどんどん通過していく。

そしたら、本当にあっという間に駅についてしまった。

「もう一度言っておく。俺と知り合いであることを言えば、多分大丈夫だ」

「・・・うん」

「・・・ガンバレよ」

「・・・うん!」

僕はそれ以上言葉を交わさず、そして振り返らずに改札を通っていった。



急いでイーストビーチに行かないと、明日のレースに間に合わない。

僕は、ゼンマイスポーツランドに着いたときにそう思った。

ここからは、チョロQタウンを経由してリュウム湿原を通り、そしてやっとイーストビーチに辿り着く。

猛スピードで行かないと、今日中には辿り着けないかも・・・

「よしっ、ビーチまで一気に飛ばすぞ!」

僕はエンジンを唸らせ、道を失踪していった。



QC暦0098年5月10日(日)
走行距離 210Qkm
所持金 9250G
ポイント 14ポイント
??? ???

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最終更新日(11.04.21)
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