Chapter6(1/2ページ目)
チョロ砂漠へGO!(後)

レースは二周目に入り、現在トップはバラートだ。

そして海に入る。

ここでは先ほどのように車体の重い車が有利で、ベンジーがトップに出る。

海から出ると、海岸を走り、橋げたに入る。

ここはスピード勝負なので車体の軽いバラートやシルベスタが強い。

このような抜きつ抜かれつの順位変動がおきたまま三週目に。



中間順位
1位 バラート
2位 シルベスタ
3位 ハセガワ3131
4位 クワーノ
5位 ベンジー
6位 コイーン
7位 メタルビート
8位 ブラウンドッグ
9位 ファニーギャロップ
10位パープルシャドウ



〈さあ、ついにファイナルラップです!1位から6位までは予想のつかない展開となっております!いったいどうなるのでしょうか。おっと、先頭グループが海に入りました。今まで通り、ベンジーが速いです、、、〉

そして海を出て橋げたへ。

この時、6台はサイドバイサイドの状態だった。

そして橋に乗った瞬間、なんと支えていたロープが切れて、橋が落ちてしまった。

ヘビー級のチョロQが一斉に乗ったため、支えきれずに落ちたのだ。


〈おおっと!なんと橋が落ちた!レスキュー隊が選手を救助へ向かっている!選手は無事なのか・・・〉

(バラート、ハセガワ3131・・・・・・待ってろよ、今助けてやる!)

なんとアグネスはスタンドを飛び出して事故現場へと向かった。

〈そこの観客の方!危ないですよ!〉

「僕の友達だ!ほおっては置けないんだ!」

事故現場は、ウエストビーチで一番のホテルの目の前だった。

レスキュー隊が既に6台を引き上げていた。

どうやら全員無事のようだった。

「ホッ。良かった・・・」


〈今回のレースは無効となりました。そこで、このレースの出場車は4日後にチョロ砂漠で行われるレベル1のレースに出場することになりました。なので、チョロ砂漠は全部で20台のレースとなります〉

「じゃあ、バラートやハセガワ3131とまた一緒に・・・?」

「うん、そうみたいだね」

「まあ、良かったじゃん。チョロ砂漠では負けねーぞ」


次の日アグネスは、バラート、ハセガワ3131と共にチョロ砂漠を目指した。

もう砂漠が見えてきている。

あと5分そこいらで町につく。

「――それでさ、終盤に入っちゃって、もう優勝は無理かな・・・なんて思っちゃって。でもあきらめなくて良かったよ。初級サーキットのときの、お前の技を利用させてもらったぜ」

「え?カーブでタイヤをスライドさせて曲がるヤツ?」

「おう、それそれ」

「それはドリフトだよ。君たちってそんな高度な技が使えるの?」

「高度な技?!」

アグネスとバラートは、ハセガワ3131に同時に言った。

「う、うん。プロ中のプロでもなかなかできないんだから。僕の出身地ではドリフトをする車はいないけど、バラートのいるチョロQアイランドのレーサーはドリフトばかりやっているはずだよ」

アグネスとバラートは、少し誇らしげな気分になった。



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最終更新日(09.07.20)
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