Chapter8(1/4ページ目)
ジャッキーとクランチの焦り
もう昼過ぎだ・・・
外は暑さ真っ盛りで、海の向こうには蜃気楼が出現している。
ジャングルでは、動物たちが日陰を求めて動き回っていた。
ビーチで遊ぶという楽しみがオジャンになって暇なクラッシュは、ブツブツ言いながらゴロッとしていた。
「チェッ、アクアクったら被害妄想が激しいんだよ・・・ちょっとガサガサって音がしただけなのに・・・」
そのガサガサの発生源は今目の前にいる。
部屋の中は、外の暑さのせいでビニールハウスのようだ。
「あ〜あ、今日はずっと暇になっちゃうのかな・・・なんかもったいない」
アクアクにはむやみに外に出ないように言われていた。
もし見つかったら大変だと言うのだ。
ただ、クラッシュの考えは違った。
「むしろ、敵が何をしてしるか分かったほうが安全な気がするんだけどな・・・なあ、クランチ、どう思う?」
「ちょっと待て。俺は今手が離せないんだ。アイツの食い物を作らなくちゃいけねぇんだぞ」
クランチは台所からこう返してきた。
「あっ、そう、、、」
クラッシュはムスッとしてまたゴロゴロしはじめた。
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最終更新日(10.06.01)
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