Chapter2(4/4ページ目)
海岸にて

それから「目覚めのビーチ」にミサイル発射口のついている潜水艦が到着するのに3分も無かった。

その潜水艦は、音も立てずに着岸する。

そして――その中から誰かが出てきた。

ヘンテコドッキリ島に上陸した潜水艦の乗組員の一人が地団駄を踏んで呟いた。

「クソッ、クソッ、クソッ!また取り逃がした!アイツらは油断していると聞いていたのに、誰もいないではないか!エヌ・ジンに新型ミサイルを造らせたのに、これでは・・・」

その男は白衣を着ていて、頭でっかち、極め付きは額の『N』のマーク、どこから見ても目立つ姿だ。

彼は怒っていた。

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最終更新日(09.08.27)
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