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ChoroQ Medley 〜with NATURE〜 詳細


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■イントロダクション
チョロQシリーズは、レースゲームでありながら、作品によってはRPGの要素も含まれています。
そのような作品では、レース!といったBGMから穏やかなもの、緊迫感を与えるものなど、色々なBGMを聴くことが出来ます。

今回は、RPG要素を持つチョロQシリーズを中心に、自然を連想させるBGMを集めたメドレーを制作しました。
一口に自然と言っても、自然には様々な顔があります。
穏やかな自然。豊かな自然。厳しく非情な自然。楽しい自然。そして地の自然、海の自然、空の自然。
そんな色々な自然の顔を、チョロQのBGMを用いて表現してみました。

・・・さて、いつもの「何言ってんだこの人」な話題は置いといて!
早速曲順と簡単な解説を書いていきたいと思います。



■曲順と、曲ごとの詳細

・1曲目(00:23〜)・・・エコーフォレスト(チョロQHG3)
テンポ・・・モデラート、調号・・・G-Dur

1曲目は「穏やかな自然」「地の自然」をテーマに、森の中の小さな村の音楽を採用しました。
森の中には点々と集落があり、その中で自然と共に暮らすチョロQたち(キノコ採ったり、恋したり)がいます。
BGMは爽やかな風のような軽く流れるメロディーが特徴で、癒し効果も抜群!
いわゆる「ソドレミの法則」に従ったメロディーが安心感を与えてくれるのです。

編曲では、原曲は鉄琴のみのメロディーがオーボエも加わって始まり、段々楽器本数が増えていきます。
一番盛り上がるところは、トランペットとフルートの掛け合いにしてみました。

・2曲目(02:08〜)・・・ナチュラリーワークス(チョロQワークス)
テンポ・・・アンダンテ、調号・・・D-Dur

2曲目は「豊かな自然」「地の自然」をテーマにしています。
ゲーム中では、畑仕事や木の実を採ったり、クリスタル採取で使われています。
ゆったりと流れるメロディーと、その裏の細かいパッセージとの掛け合いが絶妙です。
一度盛り上がった後は静かになり、幻想的な景色が広がります。

編曲ではホルンと木管楽器を中心に進行していきます。
独自要素はあまりありませんが、トランペットのミュートが部分部分で入って味を出すようにしてみました。

・3曲目(03:16〜)・・・Ancient Fossil[ジュラシックシー](チョロQマリン Qボート)
テンポ・・・アレグロ、調号・・・C-Moll

3曲目は「非情な自然」「海の自然」をテーマにしています。
深海の遺跡コース「ジュラシックシー」は、とても不気味な雰囲気が漂っています。
周りは真っ暗、巨大な恐竜の骨でできたトンネル、謎の遺跡、巨大ウツボ・・・
その不気味さを一層際立たせているのがこのBGMで、妙な緊張感と切迫感を与えてくれます。

編曲では、ドラムセットから静かに始まり、ベースラインのフレーズが途切れ途切れに聞こえてきます。
メドレー全体での雰囲気がガラッと変わる部分ですので、徐々に不安感が忍び寄ってくるようなイメージにしています。
徐々に様々な楽器が加わってきて、原曲のスタート地点に到達、そのままほぼ原曲通りに流れます。
メロディーは前半部は中音域、後半部は高音域の楽器を使用し、同じフレーズでも違いを見せています。

・4曲目(03:42〜)・・・なんごくスクール(チョロQWii)
テンポ・・・アレグロ、調号・・・C-Dur

4曲目は「楽しい自然」「海の自然」をテーマにしています(場合によっては空の自然も?)。
作曲者の葛岡善哉氏らしいさわやかなコード進行とフレーズが特徴です。
ハーモニーに囚われない音から始まるメロディーは曲に深みを与え、マイナーコードから一気にメジャーコードになってサビに進行する部分は泣けてくる!
そんな一連のストーリーが原曲ではピアノと笛の音色で表現されています。

この編曲では、前の曲を少し引きずりつつ突入します。
ジュラシックシーのフレーズが続く中に希望を感じさせる連符が聞こえ、ハーモニーも段々メジャーコードに変わります。
そしてこの曲のバッキングのフレーズがトランペットを代表する楽器によって演奏され、この曲に突入します。
いわゆるAメロの部分は、まず原曲のメロディーを1回、次はそのメロディーの上にサックスソロ、さらにトランペットのバッキングを加えて華やかなポップス風にしています。
サビ部分は木管楽器と金管楽器が掛け合いになるようにしています。
その後、明るい雰囲気のままメドレーのフィナーレへと繋げていきます。



■表現してみたかったこと(超主観的)
今回のメドレーでは、このページの冒頭にあるように、チョロQシリーズのBGMを通して自然を表現してみました。
様々な自然の顔を描きつつ、メドレーとしての展開も「明るい→暗い→明るい」となっています。

メドレーの頭はチョロQのテーマを吹奏楽ポップス風アレンジにしています。
エコーフォレストのBGMに入るまで、メドレー全体の「明るい→暗い→明るい」を一度表現しています。
さらに細かく分けると、「元気→穏やか→不安→楽しい」という4段階に分けています。

エコーフォレストは穏やかで優しい自然をイメージしています。
ナチュラリーワークスでは豊かで厳かな自然を表現しています。
Ancient Fossilでは自然の脅威だとか恐ろしさとか、人間にとってのマイナス的イメージを表現しています。
最後のなんごくスクールでは楽しくエンジョイする自然を表現しています。

また、この4曲は前半と後半で陸の自然と海の自然を連想させてくれるようなBGMを選んでいます。
この部分でも対比を楽しんでもらえたら幸いです。


かなり主観的ですが、私のイメージ構想はこんな感じです。
この表現が出来ているかは分かりませんが、自由な発想で聴くのが一番でしょう。


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