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クラッシュ・メドレー Vol.1 詳細


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■イントロダクション
「クラッシュシリーズのBGM」。良く遊んだ方なら、ひとつやふたつ、覚えているBGMもあるのではないでしょうか。

ゲームのBGMは星の数ほど多くあるでしょうが、クラッシュシリーズの中には印象の強いものがあります。
印象が強いと言うことは、それだけ特徴がある、と言い換えることも出来ますよね。
勿論、ゲームだからBGMはオマケでしかないのが本当のところなのだけど、やっぱりこれが無いと寂しい!
彩りを与えてくれるのがBGMです。

今回、恐縮ながら、そんなクラッシュのBGMの中から6曲をつなぎ合わせて、メドレーを作ってみました。
勿論、私の技術が技術ですからクオリティは残念ですし、アレンジ入りまくりです。
それでも、素敵なBGMがどんなものなのか・・・これで思い出してくれれば感無量です。

・・・イントロでこれ以上こんな話見せられてもつまらないですよね(汗)。
では、早速詳細を書いていこうと思います。
とりあえず、まずは曲順と、曲ごとに簡単な説明を書いていきますね。



■曲順と、曲ごとの詳細

・1曲目(00:00〜)・・・クラッシュ万事休す(クラッシュ2、クラッシュ3、クラッシュ4)
テンポ・・・アレグレット(より若干速い)、調号・・・F-Dur

日本でクラッシュと言えば、まずこれですよね。
「クラーッシュ、バンディク〜ゥ、クラーッシュ、バンディク〜ウゥ〜」ってヤツです(うまく書けない)。
YouTubeなんかで日本のクラッシュゲームのタイトル画面の動画を見た外人の評価は賛否両論らしいですが、
少なくとも日本では評価が高かったように思います。

編曲では、ティンパニから始まり、トランペット&ホルンでパラパラ進んで・・・と展開します。
昔、ある人に「万事休す」の楽譜を作ったことがありますが、あれから進歩は殆どありません(汗)。

・2曲目(00:55〜)・・・ハッピーエバーファースター(がっちゃんこワールド)
テンポ・・・モデラート、調号・・・B-Dur

クラッシュワールドには、おかしなおかしなテーマパークがあります。
その名も「ボン・クラッチ モーターワールド」。ここは、5つのエリアから成り立っています。
その中でも、夢の世界を描いた「ハッピーエバーファースター」のBGMを取り入れていました。
ここではほんの一部しか取り入れませんでしたが、本当は「光」と「闇」の部分があるんです。
時間があればフルのほうに挑戦してみたい曲のひとつでもあります。

編曲では、木管バス&ホルンの伸ばしの中に、1stフルートと1st B♭クラリネットのメロディーが入ります。
これ、何も聴かないでやったので、後でゲームをやってみたら大分違うことに気が付きました(汗)。

※注訳
11.04.01に、CB-06としてハッピーエバーファースター単体で編曲をしました。


・3曲目(01:25〜)・・・「キノコだ でかハンマー」「火薬でドカドッカン」(カーニバル)
テンポ・・・アレグロ、調号・・・Es-Dur→B-Dur→A-Dur→Es-Dur

ゲームの終盤で出現する2つのステージに使用されたBGMです。
どこか昔の帝国だとか城だとか、そういうものを連想させる勇ましいものです。
「キノコだ でかハンマー」では、とある城のてっぺん(か、中庭?)で大きなキノコをハンマーで潰します。
「かやくで ドカドッカン」では、西部風(もしくは、城内)のマップで、火薬を使って樽を壊しまくります。

編曲では、1stトランペットと1stトロンボーンのソリで始まりますが、伴奏も入っています。
確か、原曲ではここはトランペットのみだった気がするので、大分変更しています。
その後は段々賑やかになっていきますが、どんどん転調していきます。
原曲はそれほど転調していないはずなので、どこか変なところがあったんだと思います(泣)。
最後にもう一度最初の主題が繰り返され、その後マイナー調の「万事休す」が少し入り(繋ぎ)、次に移ります。

・4曲目(03:21〜)・・・白ダイヤの行き先は?(クラッシュ1)
テンポ・・・アレグレット、調号・・・C-Dur

初代クラッシュより、「2つ目のエンディング」に繋がるステージ、「しろダイヤの いきさきは?」のBGMです。
このステージは、それまでの全てのステージでご褒美のダイヤを手に入れないと本当のゴールに辿り着けません。
遊んだことがあれば、それがどれだけ大変か覚えている方も多いでしょう。
でも、それだけに本当のゴールに辿り着いたときの感動(?)は比では無いはずです。
原曲では、静かに、割と淡々と流れていくイメージがあります。

編曲では、前のマイナー調の「万事休す」から続き、シロフォン(木琴)とスネアドラムの掛け合いから始まります。
その後、グロッケン(鉄琴)や1st クラリネットが「僕たちも入れてよ」という感じで加わり、そこからようやく始まります。
しばらくはバスドラム、スネアドラム、シロフォン、バスーンのたった4パートで構成されています(!)。
途中でクラリネットやチューバ、コントラバス・クラリネットなどが入り、03:48から管楽器もメロディーパートになります。
そこからはどんどん音量が増していき、04:01で曲のイメージは一気に賑やかになります。
ここで、クラッシュの高まる気持ちを表現できたらな、と思います。

しかし、いいことはそうそう続くはずも無くて・・・

・5曲目(04:24〜)・・・vs.コルテックス戦のテーマ(クラッシュ3 Ver.)
テンポ・・・アレグレット、調号・・・C-Moll

ゲームで最後に待ち構えるのは? ――無論、ラスボスですよね。
コルテックスはクラッシュの最大の宿敵で、クラッシュの生みの親でもあります。
過去に何回もラスボスとして君臨されてきました(ただ、勇ましかったかどうかは疑問ですが)。
クラッシュ・バンディクー愛好会のウォンバットさんによると、初期3作品はボスごとにテーマがあるのだそうです。
ここでは、「クラッシュ3」のラスボス戦のBGMを使ってみました。

編曲では、主に低音が活躍しています(原曲も大体そうです)。
一箇所だけ、「クラッシュ2」のメロディーを入れています(そうしないと単調すぎるので)。
ところどころで高音楽器が入ってきて、単調な部分を補います。
多分、一番の盛り上がりは05:22〜05:55の部分でしょう。
パーカッションは、ドラムセットに関してはかなり忠実に再現できましたが、他は残念な感じです(苦笑)。

原曲は06:14の部分でリピートするのですが、メドレーの都合上、そこからしばらくはアレンジが続きます。

・6曲目(07:55〜)・・・「優勝したときのテーマ」(レーシング)
テンポ・・・アレグロ、調号・・・E-Dur

「クラッシュ・バンディクー レーシング」より、レースで1位を取ったときのBGMです。
ゲームではレースを終えたときに流れるので、「やり終えた感」を感じた人もいるのでは。
やっぱり、最後に持ってくるのは中途半端なものより、こういったもののほうがいい気がします。
ゲームではこの後に表彰台のシーンへと移り、見事景品(優勝カップ、メダル、etc)を受け取るのです。

編曲では、前から続く「万事休す」の変奏から段々テンポアップしてこれに入ります。
実際に使っているのは最初の4小節だけなのですが(汗)、雰囲気は表現できたかな、と思います。
この後、ようやく長いメドレーも終わります。



■表現してみたかったこと(超主観的)
いくらメドレーでも、一定の「テーマ」が無いと、ただの詰め合わせになってしまうと思います。
これも、私の技量が無いがために、他の人が聞いたら「詰め合わせ」と感じてしまうのかもしれません。
それでも、私なりにあるテーマを決めて作っているんです。

私は、「クラッシュの冒険」というテーマで編曲してみたつもりです。

・はじめの「万事休す」は、いわば「日常のクラッシュ」とも取れるでしょう。
ダンスやら日光浴やらのお気楽なクラッシュです。

・「ハッピーエバーファースター」でお昼寝タイム、なんていうのもアリでしょう。
ここでは都合上省略してしまったのですが、上で書いた「闇」の部分でコルテックスの挑戦状が届くことになっています(笑)。
「タウナはワシが預かった!!」みたいな感じでしょうか。

・そして、「キノコ」「火薬」のテーマで冒険がスタートします。
軽やかながら勇ましいこのメロディーは、クラッシュの冒険のイメージにピッタリのような気がします。

・次いで「白ダイヤの行き先は?」。上に書きましたが、クラッシュの気持ちを表現してみたつもりです。
ゲームでは一歩ごとにタウナが近付くわけで、クラッシュの気持ちは段々高ぶってくると思うのです。
そう、タウナのところまで辿り着けば、冒険ももう終わり、タウナも一緒だ。
勝手に付け加えた、04:14からが一番の盛り上がりどころです。クラッシュの歓喜、とも取れましょう。
しかし、そのすぐ後に暗めのホルンの動きが入ります。そう、コルテックスがその場に現れたのです!

・ここで場面は急変、「コルテックス戦」のBGMに入ります。
ゲームと同様、クラッシュとコルテックスの対立です。ただ、ここでは中々決着が付きません。
しかし、段々とクラッシュ側が有利になってきます。
それが、06:13に入れてみたマイナー調の「万事休す」です(多分、そうだとは分からないかも・・・)。
そして、06:42で最後の対決になります。辺りには煙が轟々と立ち込め、どっちがどうなったのが分かりません。

・次に入るのは、「万事休す」のアレンジバージョンです。
グロッケンから始まり、柔らかめの音色の楽器を中心に展開します。
これは辺りからコルテックスの悪のオーラが消えていき、クラッシュの正義のオーラで満たされることを示しています。
つまり、クラッシュとコルテックスの対決は、またしてもクラッシュに軍配が上がったのです。

・最後は「レーシング」のテーマで楽しく終わります。
ようやく冒険も終わり、お気楽な毎日が待っている・・・!


と、かなり主観的な感じですがイメージはこうです。
何回も書いていますが、私の技術が低いから、そんな表現できてはいないと思います(泣)。


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