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主観的評価


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このページでは、私が主観的に見たチョロQ3の評価を載せています。
主観的なので、あまり鵜呑みにするのはよろしくないかと思いますが・・・



評価項目・観点

この作品は、以下の7つの観点から、100点満点で評価します。
No.評価項目各項目の観点
1グラフィックス画質の良さ、フレーム数、etc...
2BGM・SE音楽、効果音
3システムと快適さシステム、ロード時間、操作感覚など
4ハマり度沢山遊びたくなるような工夫など
5オリジナリティー独特な特徴など
6ストーリーおはなしの展開など
7総合全体的評価。上の平均得点ではありません



グラフィックス・・・50点
PSソフトなので、ある程度評価が低くなるのは避けられません。ただ、進化はしています。
初代、また2作目と比べても、少しずつではありますが確実に描写は良くなっています。
特に改良されたのがフレーム数で、コースやモードによってカクカクしたり、変にスムーズになったりすることが無くなりました。
それ以外にも、ポリゴンの繋ぎ目のチカチカが多少減っていたり、ビッグタイヤのポリゴン数が増えてちゃんと円になっていたり・・・
前作までで不満の元であった要素は殆ど取り除かれたように思えます。

BGM・SE・・・80点
このタイトルもまた、BGMへの力の入れようはものすごいです。
特に拍手を贈りたいのは、「BGMを複数のコース・イベントで使いまわしをしていない」こと。
だから、同じサーキットでも長さによってBGMがそれぞれ変わり、四季サーキットもそれぞれBGMが用意されています。
イベントでも、清掃車のゴミ集めや逃走車を追いかけたり、場面場面でBGMが変わるので、いつまでも楽しい気分でプレイできます。
SEに関しても、大体は前作までのものを流用しています。エンジン音は単一なので、そこは少しマイナスポイントになっています。
Q2に比べると得点が低いのは、これまでの2作品に比べ、どこか低年齢化を感じさせるBGMが多いこと。
勿論、元々はチョロQなのだから低年齢化は奨励されるべきなのでしょうが、全体的な作品は大人向けと言ってもいいと思うので、
もう少しジャージーなものとか、「大人のBGM」と言えるようなものがあったら素晴らしいと思いました。

システムと快適さ・・・80点
まず、システムは前作を踏襲しています。モードは主に「グランプリをめざす」「とにかくあそぶ」「ふたりであそぶ」の3種類。
「とにかく〜」は、すぐにレースを始められるのが魅力で、タイムアタック、やりこみには丁度いいです。
「グランプリ〜」は、気ままに走りたいときは「フリーラン」というように、目的に合わせてさまざまなモードがあるのがGoodです。
カスタマイズやメニュー構造も単純で、選びやすい構成となっています。
ロード時間は、タイトル画面を立ち上げるとき(約4、5秒)と、レースに参加するとき(約6秒)、ボディショップ(約3秒)に行ったときなどに少しかかります。
前作よりもロード時間は短くなっていて、グラフィックスも前述したように、それぞれ快適さは一気に向上していると言えます。
操作も前作をほぼ踏襲していて、さらに操作方法も3パターンから選べ、ベストな操作でプレイが出来るようになっています。

ハマり度・・・90点
前作までの評価ではカスタマイズについて大きく評価していましたが、今作はその集大成を迎えたようにも感じます。
パーツ数は遂に100にまで増え、ボディ数も100で、ますますお気に入りの一台を作ることが出来るようになっています。
だから、じっくり練り上げられた究極のマシンでひとたび走れば、もうそれは感動モノ。・・・そう言っても過言ではありません。
コースは、前作に関してはコース幅の広いものが多く、悪く言えば攻略がしやすいといったものでした。
ただ、今作では道幅の変化に富んでいて、広い道でも障害物があったり、急に路肩が狭くなったりと、攻略しがいのあるものになっています。
チョロQシティも素晴らしいものと思いますが、碁盤の目みたいで、前作と比べるとちょっと面白みに欠けるような気もします。
ただ、「100のイベント探し」なるものがあるので、前作よりもワクワクさせてくれることだけは確かです。

オリジナリティー・・・80点
今までのコミカルさはしっかり踏襲して、そこに色々な面白みもプラスしているように思います。
まず、ミステリーハウスでの「せいそうしゃの脅威」が復活したこと。
あの脅威の加速力がまた見られるところは必見です。また、人生ゲームのコマが最強の敵として君臨しているところも見逃せません。
製作者の遊び心は、やはりここでも健在です。東京・浅草にある浅草寺の入口にある「雷門」を真似た「雪門」など、ネタは随所に隠されています。
旧コースが無くなってしまったのは多少残念ではありますが、ここまでボリュームがあるので、無くても十分に楽しめることは保証できます。

ストーリー・・・10点
今作もひたすらレースをするということで、ストーリーは無いに等しいです。
前作同様、シティの発展がプレイヤーの頑張り次第で進む、という点にポイントを付けています。
プレイヤーが頑張れば、新しいお店がどんどん建ち、また建設中になっていたビルもじき完成します。
そういったものを見ていると、自然と楽しくなってくるのではないでしょうか。



総合・・・85点
全体的に非常に良く出来ているゲームだと思います。普通に遊んでいる分には非の打ちどころがありません。
やや大人向けだったものが子供にも馴染めるような努力なども見受けられ、ますます万人に愛されるものになっています。
私はQ2よりはハマれなかったのですが、それでもあまり飽きることは無く、たまにふと遊びたくなることも。
コースの奥深さに関しては、歴代シリーズの中ではもしかしたら一番かもしれません。
何もレースだけが秀でているわけではなく、全ての要素がバランス良く組み合わさっています。
初期のチョロQシリーズの楽しさを知るにはまずこれ、と言っても過言ではないタイトルです。