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主観的評価


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このページでは、私が主観的に見たチョロQ2の評価を載せています。
主観的なので、あまり鵜呑みにするのはよろしくないかと思いますが・・・




■評価項目・観点

この作品は、以下の7つの観点から、100点満点で評価します。
No.評価項目各項目の観点
1グラフィックス画質の良さ、フレーム数、etc...
2BGM・SE音楽、効果音
3システムと快適さシステム、ロード時間、操作感覚など
4ハマり度沢山遊びたくなるような工夫など
5オリジナリティー独特な特徴など
6ストーリーおはなしの展開など
7総合全体的評価。上の平均得点ではありません



■グラフィックス・・・45点
あくまで、初代PSのソフトだと割り切っての評価です。
ただ、前作と比べると、明らかに進化している部分があります。
全体的に、画面がなだらかになってきたのです。比べてみると、こちらのほうが確実にスムーズになっています。
ただ、コース・場所によってフレーム数はかなり違っていて、スタジアムは悪く、フリーランは全体的にスムーズです。
この差がもう少し縮まっていれば良かったです。スプリントレースとフリーランで感覚が違うと、何となく戸惑いませんか?
コースの風景などは前作と大差ありませんが、海底から空が透けて見えるなど、細かい部分で進歩しています。

■BGM・SE・・・95点
評価は95点としましたが、この作品のBGMについては満点を評価したいです。
まず、季節ごとに変化するコースで、季節ごとにピッタリのBGMが流れるのが最高です。
春は軽やかなカントリー調、夏はロック調、秋は優雅に、冬は――というように、それぞれテーマがあるのがすごいです。
さらに、サウンドテストで聴くことの出来るBGMなんかもあり、これがまた気分を盛り上げてくれ、チョロQシリーズでは、個人的にNo.1です。
前作のようにCDプレーヤーで全ての曲を聴くことが出来なくなったのは少し残念ですが、それを差し引いても、曲のクオリティは絶大です。
SE(効果音)は、前作同様、カード選択の「シュッ!シュッ!」は健在。ただ、エンジン音が単一になってしまったのは残念です。
前作はエンジンによって音が変化していたのが、今作は変わりません。

■システムと快適さ・・・80点
システムから書いていきます。モードは前作同様「グランプリをめざす」「とにかくあそぶ」「ふたりであそぶ」の3種類。
「とにかく〜」は、前作の機能にプラスして、記録のセーブ・ロードが追加され、さらに奥が深くなっています。
「グランプリ〜」も、前作のボリュームを遥かに超し、チョロQタウンでドライブ、カジノで楽しむなど、楽しみが増えています。
カスタマイズのシステムも単純明快で、分かりやすいです。ただ、パーツが増えてくると、目的のパーツを探すのに少し時間がかかります・・・
ロード時間は、タイトル画面を立ち上げるとき(約13秒)と、レースに参加するとき(約6秒)、ボディショップ(約4秒)に行ったときなどに少しかかります。
画面の処理能力も向上しているので、その点での「快適さ」も確実に良くなっています(ただ、モードやコースによって環境は変化します)。
操作ボタンは前作と変わりませんが(ネジコンの対応は、人によって大きなポイントです)、ドリフトがかけやすくなっているのは評価すべきです。

■ハマり度・・・80点
前作で評価したカスタマイズは、今作ではパワーアップしています。
ボディ数が増え、ペイントパターンが増え(1台につき4パターンの塗り方がある)、パーツは部位も数も増加しています。
これにより、ますます自分好みのマシンを設計することが出来るので、かなり楽しくなるはずです(欲を言えば、パーツ所持制限が無ければよかった)。
コースですが、前作よりも道幅が広いので、走りこみやすいです。良く言えば取っ付きやすく、悪く言えば充実感が無いと言えそうです。
このタイトルでは、敵マシンの性能がかなり高いので、「制限プレイ」は前作以上に熱中できそうです。
そして、何よりも私はチョロQタウンにハマりました。タウンのあちこちに隠されたお店やネタを探すのはかなり面白い。
そうでなくても、ただ単に町を走るだけでも本物みたいに思えるので、このタウンの存在は大きいです。

■オリジナリティー・・・75点
前作の「せいそうしゃの脅威」がなくなった分、評価が落ちています。それだけ、あれは印象的でした。
評価したいのは、もしかしたら「システム」で評価すべきかもしれませんが、「前作データの引継ぎ」機能があることです。
さらに、一定条件を満たすと前作の一部のコースで走ることが出来(難易度は最上級)、ファンを裏切らないところは素晴らしいです。
マップ随所に散りばめられたネタも健在で、「Let's TAMSK」など、パロディーも存在しています。
また、「ふたりであそぶ」では敵マシンも参戦するので、仮に一緒に遊ぶ友達が多少苦手だとしても、ちょうど上手い具合に張り合う相手がいるようになっています。
海底を走ったり、線路の上を走るなど、レース場のハチャメチャ度が増したことで、コミカル度はさらにアップしています。

■ストーリー・・・10点
今作も、基本的にひたすらレースをするということで、ストーリーは無いに等しいです。
前作のときに挙げた、エンディングのような場面も無いので味気ないのですが、同等の点数をつけています。
ポイントは、「プレイヤーがレースを勝ち進めて行くと、タウンで入れるショップが増えること」。
例えば、はじめの内は「かいてんじゅんびちゅう またきてね!」となっているパーツショップ2は、プレイヤーがグランプリ出場権を持つと開店します。
プレイヤーの頑張り次第でどんどん発展していくように感じられるので、そこは楽しめるのではないでしょうか。



■総合・・・90点
初代PSのチョロQシリーズでは、一番気に入っている作品です。
前作ファンにも楽しめて、この作品から初めてチョロQをやる人にも楽しめます。
最後のお楽しみである「アクマパーツ集め」は、特にタイヤのお金を集めるのがかなり面倒ですが、それ以外は全くストレスが溜まりません。
敵のAIもパワーアップしていて、丁度いいorやや難しいレベルで遊べるのが魅力と言えるでしょう。
対戦でも、新たに「2P対戦専用コース」というものが出来、面白おかしい勝負には抱腹絶倒してしまうかも(言いすぎ?)。
楽しさが思いっきり詰まった作品に仕上がっていると言えるでしょう。一番の立役者は、もしかしたらBGMかもしれません。