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主観的評価


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このページでは、私が主観的に見たチョロQ(VER.1.02)の評価を載せています。
主観的なので、あまり鵜呑みにするのはよろしくないかと思われます。



評価項目・観点

この作品は、以下の7つの観点から、100点満点で評価します。
No.評価項目各項目の観点
1グラフィックス画質の良さ、フレーム数、etc...
2BGM・SE音楽、効果音
3システムと快適さシステム、ロード時間、操作感覚など
4ハマり度沢山遊びたくなるような工夫など
5オリジナリティー独特な特徴など
6ストーリーおはなしの展開など
7総合全体的評価。上の平均得点ではありません



グラフィックス・・・40点
あくまで、初代PSのソフトだと割り切っての評価です。
ただ、コースの風景は素晴らしいものが多いです。
例えば、森と泉のコースの大森林、トンネルショートから見れる海の風景・・・
他にも、チョロQの概観を決めるボディーのデザインも、一つ一つ細かく描かれていてすごいです。
難を言えば、ビッグドームでのフレーム落ちが激しいことでしょうか。
このコースだけ妙にガタガタと画面が動くので、たまに3D酔いしそうになることもあります・・・

BGM・SE・・・80点
基本的に、初期のチョロQの制作を担当していたタムソフトはBGMにかなりの力を入れています。
それだけに、このソフトのBGMは聞いたらビックリ。レースゲームとは思えないようなBGMもあります。
森と泉のコースで流れる、水のせせらぎのようなBGM、アップダウン峠では、「峠のバトル」とでも言うようなイメージのBGM・・・
勿論、初級サーキットのようにレースゲームっぽいBGMもありますが、どれもコースにピッタリ合っていてすごいと思います。
極めつけは、チョロQのテーマ曲(オープニングのデモで流れるやつ)。間奏部分では、車のエンジン音が左から右に、つまり走り去っていくかのように聞こえてきます。
CDプレーヤーに入れると、BGMがそのまま聞けるというのも嬉しいところです。難を言えば、「雪山ロード」の曲が、同じフレーズの繰り返しになっているところでしょうか。
SE(効果音)は、シンプルイズベスト。でも、コースを選ぶときの「シュッ!シュッ!」という音が忘れられないんです。

システムと快適さ・・・75点
まず、システムから書いていきます。モードは「グランプリをめざす」「とにかくあそぶ」「ふたりであそぶ」の3種類。
「とにかく〜」は、すぐにレースを始められるのが魅力で、6種類の性能を持つチョロQから選べるのがまた楽しい。
「グランプリ〜」は、気ままに走りたいときは「フリーラン」というように、目的に合わせてさまざまなモードがあるのがGoodです。
カスタマイズやメニュー構造も単純で、選びやすい構成となっています。
ロード時間は、タイトル画面を立ち上げるとき(約10秒)と、レースに参加するとき(約6秒)、ボディショップ(約3秒)に行ったときなどに少しかかる程度です。
あまりイライラを感じさせないのはさすがです。ただ、グラフィックスの項目で挙げたように、グラフィックス(特にフレーム数)についての快適さはやや劣ります。
操作はいたってシンプルで、ATなら3、4個のボタンだけで簡単に操作できます。挙動も、曲がるときにドリフトを簡単にかけられるのが楽しいです。

ハマり度・・・75点
チョロQシリーズ全てに言えることなのですが、カスタマイズ、つまり愛車の改造が、とても奥深くて楽しいのです。
まずお気に入りのボディを見つけて、それに気に入ったペイントをして(1台につき3パターンの塗り方がある)、好みのパーツを付ける。
それでレースに勝ったときの嬉しさは比ではありません。カスタマイズしてフリーランでコースを気ままに走るだけ、それでも十分楽しめます。
勿論、コースの研究もまた面白いです。ポイントを押さえれば必ずタイムが伸びるので、思わず何度も走りこんでしまいます。
そして、改造が自由に出来るからこその「制限プレイ」。パーツの性能を抑えて勝負するのはとても白熱します。
残りの25点ですが、これはこのタイトルがレースしかなく、それ以外の要素が無いから。
例えば、自分の部屋を100回グルグルと回れ、と言われても、途中で飽きてきますよね。それと同じです。
ひたすらレースでは無く、たまには息抜きも欲しいときがあります。勿論、純粋にレースが楽しめるところは評価すべきでしょう。

オリジナリティー・・・95点
まず、このタイトルの独特な特徴として、「一定条件下でのせいそうしゃの走りの変化」が挙げられるでしょう。
後ろからクラクションを鳴らされて、どんな車かと思ったら、いつも最下位のせいそうしゃ!
――これは、かなり印象に残るはずです。他にも、「アップダウン峠でゴールできないせいそうしゃ」なんかも哀愁漂っていい感じです。
また、コースのあちらこちらに仕掛けられた、製作者の遊び心もGood。「肉のいちの」や「TamDnald's」なんかには思わず吹き出してしまいそうです。
また、ミッションのグレードで加速力が大きく変化するのもこのタイトルのひとつの特徴です。
言うまでも無く、チョロQサイズにデフォルメされたボディはコミカルで楽しい動きをしてくれ、他のレースゲームには無いものといえます。

ストーリー・・・10点
今作ではひたすらレースをするということで、ストーリーは無いに等しいです。
(ストーリーが無いのにこの項目があるのは、後々の作品との整合性を取るため)
敢えてつけるのであれば「グランプリ優勝を目指すチョロQ」。ですが、私はある点を評価したいです。
それは、一回目のグランプリのエンディング、つまり、ビッグドームのエンディングです。
このエンディングのプレイヤーのチョロQは、どこか「やり遂げたぞ!」というみなぎる自信が伝わってくるのです。
厳しい戦いを乗り切った後のプレイヤーチョロQの凛々しさ――そこに、ある程度の評価を付けたいです。



総合・・・80点
第1作というわけで、このタイトルが原点になるわけです。かなりキレイに仕上がっていて、欠点らしい欠点は見当たりません。
レースゲームとして完成度が高く、且つ広い世代が楽しめるゲームになっています。
私が始めてプレイしたのは、ワークスの発売よりも後なのですが、それでも熱中できるので、かなりオススメできる部類に入ります。
アクマ系のパーツを揃えるのが最後の楽しみですが、これを達成するためには何度もコースを走らないといけません。
ただ、コースを走りこむうちにだんだんやり込めてくるので、面倒と感じることは少ないでしょう。
対戦もとてもアツくて、特にアップダウン峠でのバトルはかなり白熱します。